肌に必要な美容成分として多くの方が意識しているのがコラーゲンではないでしょうか。
特に30代以降になると体内のコラーゲンが不足がちになるため、様々なエイジングサインが現れやすくなります。
体内のコラーゲンを増やす事ができれば、肌の老化を防いだり抑制する効果が期待できます。
今回は知っておきたいコラーゲンの増やし方を紹介していきますので、ぜひチェックしてみて下さい。
減少したコラーゲンを増やす方法
体内には皮膚以外にも骨や髪、血管など様々な器官にコラーゲンは存在しています。
しかし体内のコラーゲンは加齢によって減少してしまい、40代には20歳の頃のおよそ半分まで減少すると言われています。
コラーゲンを作っているのは真皮層にある線維芽細胞です。
線維芽細胞はコラーゲンを産生することで肌に弾力を与えていますが、加齢によってその機能も衰えてしまいます。
若い頃は活発に分裂を繰り返してコラーゲンを作っていても、細胞も人間と共に歳を重ねます。
線維芽細胞の元気がなくなってくると、コラーゲンを産生する能力が低下してしまいますので、1日に必要なコラーゲン量に対して不足してしまいます。
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そして真皮の細胞といえばもうひとつ忘れてはいけない重要な細胞があります。
それは真皮幹細胞です。
真皮幹細胞は分裂して様々な細胞を生み出す事ができ、線維芽細胞も作る事ができます。
線維芽細胞は肌の潤いやハリを生み出すコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸を産生する重要な働きがあるもの。
線維芽細胞の働きが弱くなると肌の調子が低下しますが、そんな時に元気な線維芽細胞を作り出せる幹細胞はまさに万能細胞です。
元気な線維芽細胞を作れば、コラーゲンなどの美容成分を産生することに繋がります。
幹細胞を増やす事はできませんが、近頃は幹細胞を培養したエキスを配合した化粧品が人気を集めています。
幹細胞コスメは幹細胞を培養して取り出した培養液を配合する事で、線維芽細胞を活性化する働きが期待できるため注目を集めています。
幹細胞コスメはコラーゲンを増やす為に有効な手段と言えるでしょう。
幹細胞コスメにはヒト由来と植物由来のものが主流となっていますので、興味がある方はぜひご覧ください。
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コラーゲンを増やすビタミンC誘導体
ビタミンCのなかでもコラーゲンの産生に効果を期待できるのが、高浸透型リン酸型ビタミンC誘導体(APPS)です。
APPSは別名アプレシエなどと呼ばれており、これまでのビタミンC誘導体に比べて高い皮膚浸透力を備えている事が特徴です。
水溶性ビタミンCのおよそ100倍と言われるほどの浸透力によって、真皮まで浸透する事ができるため直接的に線維芽細胞の働きを活性化する事でコラーゲンの合成を促進する作用が期待できます。
更に高い抗酸化作用があるため、メラニンの生成を抑える美白効果も期待できる優れた成分です。
APPS配合コスメ2選
ここからは肌の浸透が非常に高い事で注目されている「APPS配合の基礎化粧品」を2つ紹介します。
ビタミンCの浸透力による美容効果が気になるという方はチェックしてみて下さい。
プリモディーネ
プリモディーネは高浸透ビタミンC誘導体のAPPSに加えて、水溶性ビタミンC誘導体の「Amitos 3GA」をリニューアル前の2倍の8%も配合した化粧水です。
高濃度のビタミンC誘導体の作用によって角質層の隅々までいきわたる浸透力で、肌荒れの原因にアプローチします。
ビタミン以外にも様々な美容成分をしっかりと肌の内側に届ける事ができます。
無添加にもこだわっており、界面活性剤や香料などは無添加となっています。
ニキビなどの皮脂トラブル解消が期待できる、まるで美容液の様な化粧水です。
ナールスネオ
ナールスネオは2019年5月にリニューアル発売された人気美容液です。
一番の特徴はアミノ酸誘導体「ナールスゲン」を配合されている事です。
ナールスゲンは京都大学と大阪市立大学で共同開発された成分で、非常に分子量が小さいため浸透しやすい美容成分です。
主な働きはコラーゲンやエラスチンをサポートする事です。
ビタミンC誘導体のAPPSとVCエチルに加えて、ビタミンA誘導体のレチノイン酸トコフェリルを配合する事でコラーゲンを増やしたりターンオーバーを促進する働きがあります。
他にもプロテオグリカンやヒト型セラミドなど、お肌が喜ぶ美容成分が配合された魅力的な1本です。
コラーゲンを減らさない為には
体内のコラーゲンを減らさないための工夫をお伝えしておきたいと思います。
紫外線対策をする
まずすぐにできる事と言えば紫外線対策です。
紫外線は角質層の奥の真皮層にまで侵入します。
真皮には肌に大きな影響を与えるコラーゲンがあります。
紫外線によってコラーゲン線維がダメージをうけると、ハリや弾力が失われて小じわやたるみの原因になります。
有効な紫外線対策でコラーゲンへのダメージを防ぐ事で、コラーゲンが減少するリスクを小さくする事ができます。
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食べ過ぎない
糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合する糖化は、本来コラーゲン線維が持っている弾力を失われるため肌にも大きな影響を及ぼします。
バネも錆びつくと硬くなる様に、糖化によってコラーゲンが持つバネが錆びつくと伸縮性が失われて硬くなります。
そうするとハリや弾力も失われるなど、様々な肌の老化現象につながります。
肌の老化を及ぼす糖化を防ぐ為には、血糖値を上げない事が重要です。
血糖値を出来るだけ上げない為には、食べ過ぎない事や野菜やキノコ類など食物繊維が豊富に含まれているものを食べる様に心掛けましょう。
また脂質の多い食事も出来るだけ食べない方が良いでしょう。
しっかり睡眠をとる
睡眠中に分泌される成長ホルモンはターンオーバーを促進し、コラーゲンの生成を促す働きがあると言われています。
睡眠不足や、寝る前にスマホを見ていたり、お酒を飲みすぎると眠りが浅くなり成長ホルモンが十分に分泌されません。
睡眠時間だけでなく、睡眠の質にもこだわってみましょう。
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まとめ
ここまでコラーゲンを増やす方法についてお伝えしてきました。
コラーゲンは加齢によって減少してしまうのは防ぐ事はできません。
でも今回紹介した方法などによって、減ってしまったコラーゲンを補ったり増やす事は可能です。
また、今回はコラーゲンをできるだけ失わない為の方法も紹介しました。
ぜひ美しい肌を維持する為にも、出来るだけ早くからの対策をおすすめします。