基礎代謝量を上げれば肌も上向く！ダイエットだけじゃない効果

結月

近頃なんだかお肌がどんよりしているの。

顔色が悪かったり肌の調子が今ひとつという方は、もしかすると基礎代謝が低いのかもしれません。

基礎代謝といえばダイエットをしたことがあるという方には馴染みがあるものではないでしょうか。

肌に関わる代謝といえば新陳代謝（ターンオーバー）がよく知られていますが、実は基礎代謝も肌の調子を大きく左右します。

今回は基礎代謝と肌の意外な関係性をお伝えしていきたいと思います。

結月

もしかして美肌とダイエットを同時に叶えられたりして！

基礎代謝とは？

基礎代謝とは聞いた事はあっても、どんなものなのかご存じでない方もいるのではないでしょうか。

代謝のには基礎代謝の他にも、運動代謝や食事誘導性熱代謝などがあります。

基礎代謝とは、わたしたち人間が生きる為に必要なエネルギーの事で、具体的には次の様な生命維持活動のために使われます。

• 呼吸をする
• 心臓や臓器を動かす
• 体温調整

基礎代謝は寝ている時も座って休んでいる時でも、常に消費されていますが年齢とともに下がってしまいます。

1日に消費されるエネルギーのうち、約60～70％が基礎代謝によるものだと言われています。

代謝が下がると今まで消費されていたカロリーが余分になり脂肪として蓄積していきます。

さくら

年齢を重ねると体形が変わりやすい原因は、まさにコレなのです。

同じ代謝でも美容にも関係する新陳代謝は、新しい細胞を作って古い細胞を排出するものなので働きが全く異なります。

でも基礎代謝を上げれば新陳代謝を促進する作用もあるため、積極的に上げていきたいですね。

基礎代謝が低い時におこりやすい肌トラブル

基礎代謝が低下すると肌の調子が悪くなります。

その原因は血流の悪化とリンパが滞りやすくなるからです。

結月

確かに肌に良く無さそうね。

血液やリンパの流れが悪くなると、肌の新陳代謝（ターンオーバー）が乱れる事で、様々な肌トラブルの原因になると言われています。

代表的なのが肌の「むくみ」や「くすみ」、「ごわつき」です。

血行不良が続いてターンオーバーが乱れると、角質肥厚によって肌のくすみやごわはつきになることも。

また、血流やリンパの流れが悪くなると、体内に老廃物が蓄積されるため吹き出物が増えやすくなります。

基礎代謝じは女性より男性の方が高い

基礎代謝量は一般的に女性より男性の方が高いといわれています。

その理由は女性に比べて男性の方が筋肉が多いからです。

筋肉には身体の体温を維持する働きがあるため、生命活動の為にも多くのエネルギーが必要になります。

この様な理由から基礎代謝は脂肪より筋肉の方が高くなり、女性よりも筋肉が多い男性の方が基礎代謝が高くなります。

基礎代謝量か増えると肌にハリが戻る

それでは基礎代謝量が増えるとどんな事が起こるのでしょうか？

代謝か高くなると言うことは、より多くのカロリーを消費する事ができます。

そうなると食べる量は同じでも、今までは脂肪となっていた余分なカロリーを効率よく消費できるため、ダイエット効果が期待できます。

でもその効果はダイエットだけではありません。

基礎代謝が高くなると血流が上がり、身体のすみずみまで酸素や食品などから吸収した栄養素が行き渡ります。

すると身体の細胞が活性化される事で、若々しい細胞に生まれ変わります。

もちろんそれは肌にも良い影響を与え、肌の新陳代謝が促進されます。

さくら

ターンオーバーが促進されるのよ。

結月

良いことばかりじゃない！

ターンオーバーが促進されるとコラーゲンも活性化され、肌にハリや弾力を得る事ができます。

美肌の為には基礎代謝を上げる事は有効な終段になります。

基礎代謝は何もしなくても消費されるカロリーなので、これを上げればもちろんダイエット効果もあります。

おおよその基礎代謝量は「基礎代謝基準値✕体重」という計算式で求める事ができますが、こちらのサイトですぐに調べることができます。

>>基礎代謝量計算はこちら

それでは次に年齢に負けないために、基礎代謝を上げる方法を紹介していきましょう。

基礎代謝を上げる方法

この様に基礎代謝を上げれば、身体にも肌にもいい事尽くめです。

それでは基礎代謝はどうやれば上げる事ができるのでしょうか？

おすすめの方法は筋肉を増やす事です。

筋肉がつくとその分、基礎代謝のアップにつながって細胞が活性化されます。

スポーツ選手やオリンピック選手は汗を弾くほど肌にハリがあるものです。

これもしっかりと筋肉がついているからなのです。

結月

確かにスポーツ選手は肌にツヤがあるよね。

筋肉をつける為には日々の運動や生活習慣が重要になります。

食事で代謝を上げる

筋肉はたんぱく質でできているためしっかりとたんぱく質を補う必要があります.

たんぱく質はアミノ酸の集まりで、食事からは必須アミノ酸と呼ばれる9種類のアミノ酸を摂る事で筋肉に必要なたんぱく質を補う事ができます。

ただ、たんぱく質をたくさん摂れば筋肉がつくという事ではなく、摂りすぎは逆に脂肪となって太ってしまう事もあるので気を付けましょう。

筋肉をつける為にはたんぱく質以外にも、満遍なく様々な栄養を摂る必要があります。

たんぱく質は他の栄養素と共に摂る事で、より筋肉をつけやすくなります。

例えばビタミンB6や亜鉛などは細胞の働きを助けて、代謝をサポートする事ができます。

寝起きのストレッチ

朝起きてもなんだかスッキリしない場合は自律神経が乱れている可能性があります。

自律神経は代謝に影響すると考えられているため、自律神経のバランス整えることは代謝UPが期待できます。

その方法はシンプルで、寝起きにストレッチをしてしっかりと身体を覚ましてあげるだけです。

さくら

カーテンを開けて「朝がきた」事を身体にしっかりと伝えましょう。

ベットの上で両手を組んで、深呼吸しながら伸ばしてみましょう。

血行が良くなり交感神経を刺激する事で血圧が上がり、シャキッとする事ができます。

また、寝ている間に汗をかいて失われた水分を暖かい飲み物で補給すると、内臓が活性化して代謝が上がる効果も

運動で代謝を上げる

脂肪が増えると基礎代謝が落ちていく為、適度な運動で脂肪を落とすこともおすすめです。

運動は脂肪燃焼とともに筋肉をつける働きがあるため、積極的に取り入れましょう。

運動と言っても、激しいものでなくてもOKです。

少し早歩きペースでのウォーキング程度で効果的なので、階段を使ったりするのも有効です。

たとえ5分の運動でも効果はあるので、連続した運動でなくても5分の運動を毎日数回繰り返せば脂肪燃焼をする事ができます。

血糖値が低い空腹時の方が、脂肪燃焼効果は高くなるため夕方などの運動は効果的とされています。

食事も野菜から食べる事で、脂肪をつきにくくする事ができます。

体を温めて代謝を上げる

体が冷えると代謝が下がるため、出来るだけ冷やさない様にしましょう。

バスタイムは湯舟に浸かる事で、身体の芯から温める事で血流やリンパの流れが促進されるため、体内の老廃物を効果的に排出することができます。

またお風呂で温める事は、身体をリラックスさせ副交感神経や消化機能を促進する効果もあります。

とはいっても熱いお湯に入るのは、肌にも良くないため絶対にNGです。

ぬるま湯に時間をかけてしっかりと入る様にしましょう。

まとめ

ここまで解説した様に、基礎代謝を上げることは肌をきれいにする効果が期待できます。

筋肉が増えれば基礎代謝を上げる事ができますが、太ももなど大きな筋肉を増やす方が効果的です。

年齢に応じて低下する代謝を上げるコツは意外と普段の生活の中にあり、多くの物が自宅で出来てしまいます。

年齢肌に向き合い、代謝を上げれば肌も上向いてくるはず。

ぜひ美肌とダイエット効果を同時に目指してみては。