乾燥した外気を吸い込むと、鼻で呼吸すれば鼻の粘膜が、口呼吸は喉の粘膜が乾燥してしまいます。
特に口呼吸は風邪などのリスクが高まります。
乾燥した粘膜にウイルスや細菌が付着する事が、風邪やインフルエンザなどの原因になります。
マスクは飛沫感染による風邪予防や花粉対策のためだけに使われていましたが、最近は全く違う用途でマスクを使う女性が増えている様です。
その使い方とは美容目的でマスクを着用している方が増えているとか。
今回はマスクが肌に与えるメリットと、デメリットについて紹介していきたいと思います。
マスクは肌の乾燥対策にも効果的
乾燥の季節以外でも、エアコンなどの空調によってホテルやお店、オフィス、電車や自動車の車内などは空気がとても乾燥しがち。
空気が乾燥しているという事はもちろん湿度も低いため、肌の水分も失われやすい環境というわけです。
そこで少しでも水分の蒸発を防ぐために、マスクを着用する方が増えている様です。
マスクの内部は自分が吐き出した息に含まれる蒸気によって、常に湿度が高い状態になります。
そのためマスクに覆われた喉や鼻の粘膜が潤う事で、細菌やウイルスなどのあらゆるアレルゲンの侵入を防いで身体を守っています。
芸能人やモデルさんが寝るときにマスクをしたり加湿器を使っているのも喉を守るため。
そんなマスクは、喉や鼻の粘膜を守るだけでなく、美容効果を期待して使う方も多いですよね。
マスクを着けることで肌へのメリットは、
- 肌や唇の乾燥を防ぐ
- 紫外線を防ぐ
などが考えられます。
肌や唇の乾燥を防ぐ
乾燥が気になっても、お出かけ先で肌を保湿するのはなかなか出来ないですよね。
更に唇にリップクリームを塗っていても、時間が経つと次第にカサカサになるという方も多いのでは。
そんな顔の乾燥の悩みを解決するおすすめの方法がマスクを着けること。
吐き出された息には湿気をたっぷりと含んだ水蒸気で満たされています。
湿度が一定に保たれる事で、マスクに覆われた部分の肌や唇の乾燥を防ぐことが出来ます。
口元の皮膚は会話や食事、表情などで引っ張られたり、圧縮されたりと考え事をしているだけでも無意識のうちによく動かされています。
目元の皮膚はとても薄いので、アイクリームなどでしっかり保湿して入念にケアしましょう。
目元にはこんな優れものアイテムがおすすめ
紫外線を防ぐ
紫外線は肌の奥の真皮層まで侵入する程、強力な有害性を持っています。
紫外線が肌に良くないという事は良く知られているので、外出する時ってやっぱり紫外線が気になりますよね。
マスクには有害な紫外線を防ぐＵＶカット効果のあるマスクがあるのをご存知でしょうか？
もちろん普通の不織布マスクでは紫外線を防ぐことが出来ず、簡単に透過してしまいます。
UVカットマスクを着用する事で、喉や鼻だけでなく乾燥や有害な紫外線から肌を守る事が出来ます。
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マスクのデメリット
ここまで読んで頂いた方は、
と思うかもしれませんが、マスクにもデメリットがあります。
マスクによってメイク崩れや肌荒れを起こす事もあります。
これらはマスクの上の面と下の面は特に肌に密着していて、会話などによって表情筋を動かす度に肌が擦れる事が原因となります。
口紅やファンデーションがマスクに色移りしたり、擦れの刺激によって肌荒れを起こしたりします。
マスクによる肌荒れを繰り返すと言う方は、不織布マスクからガーゼや布マスクに切り替えてみても良いでしょう。
低刺激だけでなく肌の保湿効果に関しても、天然素材の綿で作られた布マスクの方が優れています。
肌の為にもマスクは清潔に
マスクはつけっぱなしににていると、どうしても不衛生になりがちです。
特にマスクの内側に水滴が付くほど寒い日などは注意が必要です。
マスクが濡れるという事は、肌の表面にも水滴がついて濡れています。
ここまで肌が湿気てしまうと、その水滴が蒸発する時に角質層の水分も一緒に奪ってしまう為、肌が乾燥してしまいます。
のためマスクの内部に湿気を感じた時には、内側の水滴をティッシュで拭き取るなどして、できるだけ清潔に保ちたいですね。
保湿しているつもりが、肌は悲鳴をあげているのかも。
またマスクの中は意外に不衛生なもの。
衛生状態が良くない環境に肌を閉じ込めるのも考え物ですので、定期的に空気を入れ替えてみては。
マスクの保湿効果は一時的
マスクに保湿効果があるとお伝えしましたが、それはあくまでも一時的なに肌が乾燥しにくくなるという事。
本当の意味での保湿にはなっていません。
肌が潤う為には、やっぱり毎日のスキンケアによる保湿が基本となります。
毎日使う化粧水や美容液には様々な成分が配合されていますが、その中でもやはりコラーゲンはぜひ摂り入れたい美容成分です。
その理由は体内のコラーゲンは20代以降、年齢と共に減少するからです。
コラーゲンが減少すると、肌のハリが失われてシワやたるみの原因になります。
また肌の水分量も低下するため、肌の乾燥を感じやすくなります。
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こちらの記事で紹介していますが、コラーゲンの減少が身体に与える影響は肌だけではありません。
コラーゲンは様々な器官に必要な成分なのてす。
減少したコラーゲンは化粧水の他にも、コラーゲンドリンクとして摂る事で肌の内側からコラーゲンを補うのも効果的です。
コラーゲンドリンクについてはこちらの記事で比較していますので、興味のある方は覗いてみては。
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まとめ
マスクは喉や鼻の粘膜だけでなく、肌や唇を潤す事で肌を乾燥から守る役割もあります。
でもこの保湿効果は一時的であり、肌荒れなどのリスクもあるという事もお伝えしました。
でもマスクは上手に活用して、肌を外気に触れさせない事は結果的に肌を守る事に繋がります。
過度な湿気を取り払えば、一時的に乾燥肌の対策にもなります。
アンチマスク派の方もいますが、マスクは肌の乾燥に対してはプラスに働く事が多いでしょう。
