お酒で肌のハリや弾力が失われる？コラーゲンの生成と美肌効果のあるお酒とは

美しい肌になるためには日ごろからのケアが欠かせません。

だからこそ女性は日ごろから時間をかけてスキンケアをしているはずです。

でも日ごろからといえば、日常的にビールやお酒などのアルコールを飲んでいるという人は注意が必要かもしれません。

なぜならお酒によるコラーゲンへのダメージで肌のハリや弾力が失われて美肌の為にはマイナスになる事があるからです。

またその反面、お酒を飲むと肌がきれいになるとも言われていますが、どういうことなのでしょうか？

結月

お酒を飲んで肌がきれいになるって本当なのかな？

この記事ではお酒が肌に与えるマイナスの影響とプラスに働く効果について紹介していきたいと思います。

お酒で肌にダメージがある？

お酒を飲みすぎると肌にとって良くないと言われていますが、それにはどういった理由があるのでしょうか？

アルコールを飲むと実際にどのような影響があるのかを一緒に見ていきましょう。

顔がむくむ

朝起きた時に、顔にむくみが出ることがあります。

特に目の周りが寝不足の時のように腫れぼったくなってしまいやすいようです。

その他にも指や足にむくみが出る場合もあります。

これらのむくみは肝機能や甲状腺機能などの低下が原因となる事があるようです。

肌が乾燥する

「お酒を飲んでも水分補給にはならない」って聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

実はアルコールを飲むと水分補給どころか脱水症状になりやすい状態になります。

結月

飲酒で脱水症状になるってどういうことなの？

さくら

お酒を飲んで脱水症状になる理由は、アルコールには利尿作用があるからなんだよ。

利尿作用があるためアルコールを飲むとトイレが近くなりますよね。

ビールを飲んだ場合に出る尿の量は、飲んだアルコールの約1.1倍になると言われています。

つまり仮に1リットルのビールを飲んだとしたら、約1.1リットルの尿が排出される事になります。

脱水症状になる理由はもう一つあって、飲んだアルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解されます。

さくら

お酒を飲んで顔が赤くなったり、気持ち悪くなる、二日酔いになるのはアセトアルデヒドが原因なのです。

アセトアルデヒドが更に酢酸に分解されてから、尿や汗などとして体外に排出されますが、その分解の過程で水分が必要になります。

身体の水分が減ってしまうと肌の水分量も低下します。

この様な理由から肌が乾燥する事で肌トラブルにつながりやすくなってしまいます。

さくら

皮脂の分泌量が増えてニキビが増えることもある様です。

お酒を飲むとシワが増える

出典：NHK

アルコールが分解されて作られるアセトアルデヒドが原因で、体内に活性酸素の一種である過酸化水素が作り出されます。

活性酸素は体内の細胞を酸化させてサビつかせる作用があって、それによって肌の細胞もダメージを受けてしまいます。

過度の飲酒は活性酸素を大量に発生させる事になるので、その分細胞へのダメージも大きくなります。

さくら

その結果、コラーゲンもダメージを受けてしまいます。

受けたダメージによってコラーゲン線維の働きが鈍ると、肌のハリや弾力が失われる事になります。

そしてピンっと張りつめていたコラーゲン線維が陥没してしまう事で、肌にシワが出来てしまいます。

美肌効果が期待できるお酒ってあるの？

昔からお酒は百薬の長なんて言葉がありますが、実はお酒は少量なら身体に良いともいわれています。

例えばこちらのサッポロビールのサイトではお酒の効用としてビールは健康にいいと書かれていますが本当なのでしょうか？

確かに1日1杯程度のお酒が健康にいいという報告はあるようですが、それもアルコールやアセトアルデヒドの分解力に個人差があるので誰にでも当てはまるとは考えにくいと思います。

さくら

お酒が好きでない人や飲めない人はムリに飲むのは良くありませんよね。

それでは次に美肌にいいと言われているお酒を紹介していきます。

赤ワインの美肌効果

ワインが美肌効果が高いと言われている理由は、アントシアニンなどのポリフェノールが豊富に含まれているからです。

ポリフェノールにはビタミンＣやビタミンＥと同じ様に強い抗酸化作用があり、肌をサビつかせる活性酸素を除去する働きがあります。

さくら

ポリフェノールは多くの植物に存在する苦味成分です。

アントシアニンはぶどうに多く含まれているといわれていますが、実はぶどうには他にも複数のポリフェノールが含まれています。

まずぶどうの皮にはアントシアニンやタンニンが、果肉にはアントシアニンが、種にはタンニンやカテキン、そして果実がぶら下がる花梗（かこう）という細い茎のようなものにまでタンニンやカテキンが含まれています。

結月

ぶどうはポリフェノールの宝石箱なのね。

さくら

そうなの、ぶどうにはたくさんのポリフェノールが含まれているので、種や皮ごと絞った赤ワインにはポリフェノールがたっぷりと入っているのよ。

ポリフェノールはぶどうの果実自信が、太陽から降り注ぐ紫外線から自らを守るために作られたもので、ぶどうの果実が紫外線のダメージを受けない為の防御物質です。

だからポリフェノールは人間の身体でも活性酸素によって細胞が酸化して老化が進行するのを防ぐ抗酸化作用が期待できるそうです。

白ワインにも美肌効果がある

白ワインは主に白ぶどうを原料にして作られていますが、赤ワインと違ってぶどうの皮や種を取り除いて実だけを使っているのが1番の特徴です。

その為、色は透明に近くてポリフェノールの量は赤ワインに比べて少なくなります。

でも白ワインには赤ワインにはない成分によってある美肌効果があります。

さくら

それはアルコールと有機酸の相乗効果による殺菌効果です。

白ワインが美肌に効くと言われるのは抗菌作用があるからです。

白ワインを飲むことで大腸内のサルモネラ菌などを殺菌する作用が認められたという研究結果もあるようです。

さくら

生牡蠣など熱していない魚介類を食べる時には一緒に白ワインを飲むのがおすすめです。

抗菌効果があると言うことは、腸内環境を整える事が出来るので、整腸する事で美肌効果が期待できそうです。

また白ワインにはカリウムが含まれていていますが、カリウムには利尿作用があるので、体内に蓄積したナトリウムを排出しやすいというデトックス効果もあるのでこれも美肌を後押しする事になります。

結月

ワインって女性には嬉しい事ばかりだね！

さくら

今夜はわたしも飲んで見ようかな♪

腸内環境を整える事で便秘も解消できたらダイエット効果も期待できるかもしれませんね。

（参考）NIKKEI STYLE

ビールに美肌効果があるって本当なの？

ビールにも実は美肌効果がある成分が含まれていているそうです。

具体的には肌のターンオーバーに関わっているビタミンＢ群が含まれていますが、わたしが特に注目したのがパントテン酸です。

パントテン酸はビタミンＢの1つですが、コラーゲンを生成する為にビタミンＣとともにに必要となる栄養素なのです。

さくら

つまり肌のハリや弾力のために欠かせない成分なのです。

その他にも葉酸やカルシウム、カリウムなどのミネラルを豊富に含んでいます。

また、ビールといえばホップですが、ホップには女性ホルモンに似た働きをするフィストロゲンという成分が含まれているため、美容効果が期待できるのではないでしょうか。

結月

あんなに美味しいビールが肌にいいなんて！

女性に嬉しいコラーゲン入りのビールも！

ビールの中にはコラーゲン入りのビールもあります。

ビールと言ってもノンアルコールビールですが、コラーゲンを2,000㎎配合されていてさらに女性に嬉しいのがカロリーゼロ、糖質ゼロという事ではないでしょうか。

このノンアルコールビールが素晴らしいのは、コラーゲンが吸収しやすいようにちゃんと低分子化されたコラーゲンペプチドを使用している事です。

出典：サントリー

フルーティーで後味がサッパリしていて、ノンアルコールビール独特の臭みが抑えられて飲みやすいので女性に人気があるノンアルコールビールです。

ノンアルなので気になるアセトアルデヒドもないので安心ですね。

さくら

これなら美味しくコラーゲンが摂れそうでけっこういいかも♪

お酒とコラーゲンのまとめ

ここまでお酒が肌に与える影響と、美肌効果について紹介してきましたがお酒が肌に与える悪い影響と逆にいい影響についてお分かりいただけたでしょうか？

楽しい席ではついついお酒が進んでしまいがちになるかもしれませんが、アルコールから作られるアセトアルデヒドは肌とっては驚異となります。

さくら

特にアルコール度数の高いお酒は注意してね。

美肌になりたいけどお酒を飲みたいという人はアルコールの中でも肌にいい成分が入ったワインを飲む様にすればいいかもしれません。

赤ワインの原料になるぶどうには、アントシアニン、プロアントシアニジン、カテキン、レスベラトロール、ケルセチンなどの様々な種類のポリフェノールが含まれているので抗酸化作用などによって美肌効果が期待できると言われています。

お酒はコラーゲンを傷つける事もありますが、ビールなどにはコラーゲンの生成を助ける作用がある成分もあります。

それでも飲みすぎは逆効果になるので、くれぐれもお酒は控えめに楽しみましょう。

さくら

ぜひ上手にお酒と付き合って、美肌を目指してみませんか。