気温がぐっと下がって寒さが厳しくなる冬には、実は肌にも厳しい季節なのです。
美肌を目指している多くの方はスキンケアなどにはチカラをいれるのですが、体温に関しては見落としがち。
でも美肌には体温を上げることがとても大切になります。
体温を0.1℃でも上げると免疫が上がると言われており、体温を上げる事は肌だけでなく健康面にも大きなプラスの効果があります。
そこでこの記事では、美肌をグッと引き寄せる体温の上げ方などをご紹介していきたいと思います。
知っておきたい体温と肌の関係性
肌の温度ってどの位かご存知でしょうか?
人間の理想的な体温は36〜37℃ですが、肌の温度は30〜34℃と言われています。
体温よりかなり低い印象を持たれると思います。
身体は体温を一定に持つため、熱を作り出す「産熱」と熱を放出する「放熱」と呼ばれる機能が互いにバランスをとっています。
このバランスによってわたしたちの体温は常に安定しているのですが、肌は常に外気にさらされているため気温によって左右されやすくなります。
人間は季節や気温の変化に応じてこのバランスを変える事で、冬にも夏にも一定の体温を保てるのです。
これはまさに「産熱と放熱のバランス」なのです。
寒さを感じた時に身体は、体温を守るために放熱する事で、身体を守ろうとします。
この時、AVA(動静脈吻合)と呼ばれる特殊な血管がある末端の手足が冷えてしまいます。
AVAは身体の熱を逃がすために手足の指先や鼻、耳などにあるのですが、寒いとAVAが閉じてしまう為に温かい血液がAVAに回らなくなる事で手足が冷たくなるというわけです。
体温が下がると肌は乾燥する
体温が下がると肌が乾燥すると言われているのはどうしてでしょうか?
肌の表面は皮脂と汗が混ざり合って作られた「皮脂膜」によって乾燥を防いだりして守られています。
しかし肌の温度が低くなるとこの皮脂膜が薄くなってバリア機能が低下してしまいます。
その理由は、寒さを感じると、体温を逃がさない様に皮膚は毛穴をキュキュッと引き締めます。
この時皮脂を分泌する「皮脂腺」や汗を分泌する「汗腺」の機能も低下してしまう事で、皮脂膜が薄くなりバリア機能が低下してしまうのです。
こうなると外部刺激から肌を守れなくなり、乾燥肌になりやすい状態が整ってしまうわけです。
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また、寒さで体温低下が進むと全身の代謝が鈍くなる為、血流が悪くなって肌に十分な酸素や栄養素を届ける事ができず、さらに老廃物も排出する機能が低下する事で肌が荒れがちに。
この様な事から肌荒れのない美肌を目指すには、体温を上げる必要がある事が分かります。
これでぽかぽか!体温を上げる5つのポイント
それではここからは、寒い季節でも体温をグッと捕まえて逃がさない「ぽかぽか過ごせる為の5つのポイント」を紹介します。
食事で温める
朝は忙しい時間なので朝食を抜くという方も多いかもしれません。
でも寝起きは一日で一番体温が下くなる時間帯です。
朝に温かい飲み物やスープなどで体を温める事は、美肌の為にもぜひ取り入れたいこと。
ただ、コーヒーは身体を冷やす作用があるので、たとえホットコーヒーでも飲まない様にしましょう。
とはいっても忙しい朝にスープを作るのは手間だという方は、レトルトタイプを選ぶのも良いでしょう。
近頃のレトルトスープは、かぼちゃスープやコーンポタージュ、クラムチャウダーなど美味しいものがたくさんあるので飽きずに続けやすいのではないでしょうか。
ストレッチやツボで温める
長時間のデスクワークやスマホ操作をしていると、血行が悪くなります。
そんな時にストレッチや軽い運動で凝り固まった背中や肩の筋や筋肉をほぐしてあげる事で、血流が改善され身体を温める事ができます。
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また、身体を温めるというツボを押して刺激する事も効果的です。
ここでは身体を温める為の3つのツボを紹介します。
【合谷】(ごうこく)
手の親指と人差し指が交わる柔らかく窪んだ部分で押すと少し痛いのが合谷と呼ばれるツボ。
合谷は凝り固まった肩をほぐし、冷えを解消する効果が期待できます。
【三陰交】(さんいんこう)
足の内側のくるぶしから指4本分上にあるのが、三陰交というツボ。
三陰交は女性なら知っておきたいツボで、下半身の冷え改善や生理痛、更年期障害の緩和が期待できます。
【湧泉】(ゆうせん)
湧泉は足の裏にあり、指を曲げた時に凹む部分です。
冷えを改善し足のむくみや疲れに効果的なツボ。
家事やショップ店員さんなど、立ち仕事の方は知っておきたいツボですね。
バスタイムに身体を温める
お風呂は全身を温めるためにとても有効です。
面倒でもシャワーで済ませず、浴槽に浸かる様にしましょう。
この時、熱いお湯は肌を乾燥させる原因になるので、38~40℃までの温めのお湯にゆっくりと浸かれば芯までぽかぽかになります。
湯舟に浸かりながら、ツボ押しをするのもおすすめ。
寝ている間も冷やさない
就寝中は身体を動かさない事もあり、体温が低下してしまいます。
その為、寝る時は靴下やネックウォーマー、マスクなどを活用して、身体の熱を逃がさない工夫をしましょう。
マスクは寒さ対策だけでなく、保湿効果も期待できます。
足元から温まると全身がぽかぽかするので、もこもこ靴下などがおすすめ。
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使い捨てカイロで温める
女性は冷え性が多いので使い捨てカイロを活用している方も多いのではないでしょうか?
中でもおすすめは「貼るカイロ」。
羽織もので寒さを感じる時は背中や腰に貼っておくと、寒さ対策に効果的です。
毎日の保湿は欠かさないで
どんなに高価な化粧品でいくら頑張って保湿をしても、身体を冷やすと肌が乾燥しやすくなるので、身体を温める必要がある事はお分かりいただけたと思います。
美肌の為に必要なことは、身体が冷えない工夫をした上で毎日肌のケアを続けること。
そこで乾燥した季節に使いたい、肌の保湿化粧品を紹介します。
それは小林製薬の「ヒフミド」です。
ヒフミド
ヒフミドは肌のセラミドと同じ構造を持つヒト型セラミドを配合したスキンケアコスメで、高い浸透力によってセラミドなどの美容成分が角質層を潤します。
肌にセラミドを補うことで、バリア機能を高めて乾燥しにくい肌を目指す事がてきます。
ハリや弾力のある肌には、保湿ケアが欠かせません。
ヒフミドで乾燥を防いで素肌力を高めましょう。
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まとめ
美肌を目指すなら体温を上げる事が必要という事をお伝えしてきましたが、いかがでしょうか?
寒さが続くこれからの季節、身体を冷やさない事で乾燥知らずの肌を目指しましょう。
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